―天野一弥side― 「ん…」 妙に腰や尻ら辺が痛くなって 目が覚める。 「……」 どこだココ… なんでベッドに寝てるんだ俺… 「あら~?起きたぁ?」 カーテンが開いて 保険医の水嶋が顔をのぞかせた。 「…あの…」 「天野君、倒れちゃったのよ~?覚えてない~?」 あ~… 体育やっちゃったからか…。 「そうなんスかぁ~!いやぁやっちゃったなぁ~俺体弱くて」 俺はすぐにいつものチャラけた調子に戻る。