サッカー場をまっすぐ見て話す天野君。 その瞳は、しっかりとボールを追っていて…。 それだけで、 まだ天野君はサッカーが好きなんだって分かった。 ――――――――――………… 『天野君っ…がんばれー!!』 初めて、天野君の練習試合を見に行った。 いつも、部活の様子を窓から眺めていただけだったけど、 晴れて彼女になれた私は、こうやって、サッカー場に来れた。 必死に走る天野君。 しっかりとボールを追う天野君。 本当に、カッコよかった。