「ヒック…ごめん…ね―…」
何故あの日私が泣いたのか…
それは、中学最後の体育祭…私のせいで
負けてしまったから。
皆は私のせいじゃない
って慰めてくれるけど
そんな事ない。
―…。
「おい、泣き止めって」
ポンっと私をなでたのは
そう…江塚俊。
「お前のせいじゃないって、だから泣き止めよ」
「でも…ウゥ」
「でもじゃない、俺が言ってんだから!」
「アハハ何それ」
「そうだ、笑っとけ!お前は笑顔が一番だ」
ドキッ
この時から私は
おかしかったんだ……。
なんなんだろう……。
この気持ち。……
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…