なんなんだ、一体? そう思った俺は一瞬動きを止め、スピーカーの方へ向く。 クラス中の動きが止まり、意識がスピーカーへ向く。 そして。 『へろぉう、えぶりわんっ!!』 『ちょっと李華、それはナイ』 とても楽しそうな、二人の女子の声。 聞き間違えるはずがない。 今一番気になっている、ゆきなとその親友の声だった。