部屋に戻ると、私は着ていたカーディガンを椅子に放り投げてベッドにダイブした。
陽人とヤマタロとたくさん笑ったけど……でも、少し疲れたかな。
仰向けになりながら、いろんなことを考える。
(明日で、慎と終わっちゃうんだろうな……)
1年半もつきあってきた相手なのに、いざ別れ話を前にしても、全然実感がない。
悲しいとか、
別れたくないとか。
もうちょっと何かあってもいいはずじゃない?
でも、エリナとキスをしていたっていう話を聞いても、腹がたたなかったし…。
そんなふうに淡々としていられる自分が不思議だった。
その時、携帯がメールの着信を知らせた。
新着メール 1件
今日も時間通り、“オレ”様からだ!
今日はどんな話をするんだろう。今日あったことを話してみようかな? なんて思いながら、私は携帯を開いた。
だけど、そこに書かれていたのは、こんな一文だった。
<今日はあんなことあって疲れてるんじゃない?>
──えっ!?
思わず携帯を落としそうになる。
“あんなこと”って。
どう考えても、あのこと……だよね?
陽人とヤマタロとたくさん笑ったけど……でも、少し疲れたかな。
仰向けになりながら、いろんなことを考える。
(明日で、慎と終わっちゃうんだろうな……)
1年半もつきあってきた相手なのに、いざ別れ話を前にしても、全然実感がない。
悲しいとか、
別れたくないとか。
もうちょっと何かあってもいいはずじゃない?
でも、エリナとキスをしていたっていう話を聞いても、腹がたたなかったし…。
そんなふうに淡々としていられる自分が不思議だった。
その時、携帯がメールの着信を知らせた。
新着メール 1件
今日も時間通り、“オレ”様からだ!
今日はどんな話をするんだろう。今日あったことを話してみようかな? なんて思いながら、私は携帯を開いた。
だけど、そこに書かれていたのは、こんな一文だった。
<今日はあんなことあって疲れてるんじゃない?>
──えっ!?
思わず携帯を落としそうになる。
“あんなこと”って。
どう考えても、あのこと……だよね?