「悠?…このお家、引っ越さなきゃならなくなったの」 突然そう言われたと思ったら、次の日には家から出ていくことになった。 もちろん、小春とは離れ離れ… 僕は最後に 「小春、僕の事忘れないでね!」 って言った。 「私の事も忘れないでね?」 小春とのお別れだった。 大好きな小春とのお別れ。 泣くのを我慢して、車に乗った。 小春の顔を目に焼き付けて… この先会えなくても、忘れないように…。