「適当に座って?」
『う、うん!』
………とは言ったものの。
どこに座れば?!
この状況で、わたしはどこに座ればよろしいんですか?
よく考えてみたら、この部屋綺麗…
てか広い!
そんなこと考えてる余裕ない!
私は考えた挙句、結局床に座った。
「はい」
そう言って渡されたのはオレンジジュース。
『ありがと…』
私はオレンジジュースを口に含んだ。
甘酸っぱくておいしい。
私と翔君の間に会話は無く…。
部屋は静まり返ってた。
―――――――――――――――
―――――――――――
―――――――
『じゃあ、そろそろ行こうかな!』
オレンジジュースも飲み終わったし!
と付け加えて、私は立ち上がった。
「帰るの?」
急に問いかけてきた。
『うん、おじゃましました!』
「………」
『? 翔君?』
「……なよ…」
『え?』
「泊って行きなよ」
えぇえええぇぇぇぇ!!!!!