「あれ、顔赤いよ?そんなに俺が好き?」 もー! またそうやってからかうし…! 「あ…赤いのはお蕎麦食べて熱くなったからだよっ!」 「んー…まぁそういうことにしておいてあげるか。俺も食べよー。うん…美味い!」 でもホント、お世辞抜きに美味しかった。 夢中で完食してしまった。 「ご馳走様!英二君、料理上手だね!」 「普通だよ。蘭子ちゃんが料理しなさ過ぎなんじゃない?」 「…う…っ」 図星だった。 実家に居ると、お母さんが料理をするから、どうしても私は料理しなくなってしまって。