「お母さんっ!!」



帰ってきて、私は居間の扉を勢いよく開けた。



「お帰り。どうしたの?」



「私、明日から夜ご飯いらないから!」



それ位しなきゃ、絶対痩せれないもん!



「何バカなこと言ってるの!?食べないと体に悪いでしょ!?」



解ってるけど…でも、英二君を見返したい。


バカにされたままでいるのは悔しい。



「…食べない。私、どうしても痩せたいのよ!!」



「でも…お母さん困るわよ。蘭子ちゃんの分だけ作らないなんて…。」



「じゃあ、夕飯は次の日の朝に食べる!パンをやめて、夕飯を食べるから!」