背後から楽しそうな英二君の声。 一回り年下男子に…帰り道の心配されるなんて…。 それに、私は英二君の属性に悩んでいるのに、私の属性アッサリと決めやがって〜! 妙にムカムカしながら、英二君の声には応えずに家に帰った。 “こんな遅い時間に、帰宅か?” そう言えば…仕事帰りに友達と飲みに行って遅くなった帰りとか…よく中村部長に遭遇したっけ。 中村部長の家も、この辺りだって聞いたけど…。 病気って、入院とかしてるのかな? “君も一応、女性なんだ。気を付けて帰れよ”