『かな』

タカヒロが私のところへ来た。

『昨日の返事聞きに来たけど、俺、気が変わった。かなは俺と付き合う。決定事項だからな!』

『は?!何それ!何でそうなるのよ。』
タカヒロの強引な言葉に私は意味がわからなくなった。


『かなのことだから、ヒロのこと好きだから付き合うつもりないって言うだろ?俺そんなの嫌だし。俺がお前の中のヒロを消してやるよ!ただし、1ヶ月で俺のこと好きにならなかったら別れてくれていいから。』

タカヒロは昔から強引なところがあるけど、私はそんなタカヒロは嫌いじゃなかった。


けど今回だけは迷った。
そんな簡単にタカヒロと付き合っていいものか…


『付き合ってみなよ。』

由里が登校してきてて、私とタカヒロのところにきた。

『タカヒロ君、かなのことお願いね。』
『ちょ、ちょっと。由里何言ってるの』
『了解!じゃあ、今日一緒に帰ろうぜ。迎えにくるからな!』

『え?!タカヒロ、ちょっと待ってよ。』

タカヒロは教室から出て行ってしまった。


由里は新しい恋のチャンスだから、付き合ってみなさいって…

どぉしよう。