数日後、王子の使者が、ニューヨークのキュリー(ハーキュリー・アタリのニックネーム)の事務所を訪れた。


「なるほど、事情はよくわかりました」


使者から説明を受けたキュリーは、事情を理解できた。


「では、お受けして頂けるのですね?」


「よろこんでお力になりましょう。


メープル、旅の準備だ」