翌日、キュリーとメープル、そして王子の姿があった。


王子に真実を話すためである。



まず、キュリーが切り出した。


「王子、この事件には黒幕がいる、という可能性は前にも申し上げたと思います」


「ええ、たしかそうでしたね」