悪魔の2人に愛の花を。



決して流されない。


……動揺もしてはいけない。




あたしは注意深く、意識が高まる。



「ちょっとそこら辺でお茶しよう。」




笑顔で話を聞くが、思わず眉がピクッと上がる。


「……いいよ」




今日1日で分かったこと。



桜田門千種は、人気。



……あたし程ではないが。


桜田門千種はあたしと同じように裏がある。





そして、腹が立つ。


何を考えているのか分からないし

その上、アイツごときで挑発に乗るあたしにも腹が立つ。




「行こっか。」



……強敵かもしれない。