【短編】僕らはいつも別れ際

「だからなかなか笑えなかったの」


志津那……

俺はさっき買った髪どめをクマにつけて

渡した


「これも私に?」

「可愛くねーから着けなくていい」


俺はぶっきらぼうに言った


「そんなことないよ」

「いや、いいから」

「クマも大事にするよ」


……嬉しい


「志津那、俺…」

「うん」

「ずっと好きでもいいか?俺、女々しいしこんな奴だけど…」

「いいの。私の好みだから」