女人達の涙



「お土産とか買う?」


健一は店を指差した。


「え、う、うん、」


ふたりでぶらぶらしていたが

ゆうひはずっと上の空だった。


「な、ゆうひ・・」


京都の町のあまり人の通らない

路地の家と家の小さなすきま

に健一はゆうひを引っ張った。


「・・?」


健一は背が高いのでいつも見上げるかたちに

なる。


「んっ・・やっ・・」


健一は無理やり唇をおしつけて

ゆうひにせまる。


ゆうひは深いキスが苦手だった。


「こんなとこで・・いやっ・・」


おとなしいゆうひは抵抗できない。


壁に手をおしつけられた。