それから、しばらくたち‥ あたしたちは、進級しようとしていた。 あれから特に何も変わらず‥ 実季にも、普通に接している。 あなたにも、話しかけられたら 返す程度。 そして、新学期。 2年生になる。 莉子と同じクラスになりたいねー などと言いながら学校に向かう。 主任の先生がクラス表を配っていた。 「あ‥夏花行こっ!!」 走っていく莉子を見ながら、 1人で願った。 『長井陵と同じクラスに なれますように‥』 莉子が取ってきてくれた クラス表を見て、 自分の名前を探す。