「はぁ‥」
あの人の進路を知ってから数日。
あたしはあたしで
自分の志望校を
目指して勉強に励んでた。
そんな日の、塾帰り。
あ‥‥メールだ。珍しい。
そんな気持ちでメールを開く。
《暗証番号を入力してください。》
「‥‥え。」
思わず、声がもれる。
何か‥‥あの人の気がする。
「‥‥当たった。」
自転車置き場で、呟いてるあたしって
相当変人かも‥‥
でも、本当にあなただったんだもん。
『併願の願書の提出期限分かる??
分かるなら教えて(>_<)』
いいけど‥‥
いいけどさ、何であたしなの?
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