叶わない『大好き』



美術室に無事ついて、
美來ちゃんに聞かれている。

「ねーどういうことー?」

「話さないよ〜
美來ちゃん、絶対怒るもん。」

「夏花が何もしてないなら‥
怒んないよ?」

なんか、微妙な答えだなぁ‥
美來ちゃんはどっちの味方なのよ!!

「じゃあ‥話すよ。」

「うん♪」

「じゃあ‥あたしが美來ちゃん
の所行くから」

「え‥うん、いいけど。」

美術は、番号順に4人ずつだから
あたしの隣には宇津野。
話聞かれるのは、
マズイかなと思ってね?

「はぁ‥」
とあたしがため息をつくと、

美來ちゃんが笑みを浮かべて
聞いてきた。

「さぁて‥夏花は何したの?」

何で、あたしが何かした設定なの?!
疑問に感じながらも、
あたしは話し出した。