あたしはすぐに、席についた。 本当に‥何なんだろう。 海彩ちゃんと付き合ってるの? 好きな人って、海彩ちゃんなのかな? あの人の恋が叶って‥ 幸せなら、喜んであげるべき なのかもしれないけど‥ まだ、あたしには出来ないよ。 こんなに弱くて‥ゴメンね? 未練たらたらなんだよ‥ その日は、あんまり動く気になれず‥ 席に座って、ぼーっとしてた。 「夏花、夏花!!」 気づいた時には、昼休みで‥ 英里香があたしを呼んでいた。 「あ‥ごめん、何?」 「付き合ってないっぽい!!」