メガネの向こう側。


「でもさ、あの眼鏡、度が入って無いよね?」



アタシが隠してきた事を、出会ったばかりの人が何で知っているのだろう?



「な、何で……それを?!」



「いや、眼鏡をアイツに弁償させようと思ってさ。
そしたら、度が入ってないとか言われてさ。
試しに見てみたら、ただのプラスチックみたいでなぁ。」



瑞江君は不思議そうにアタシを見る。