馬鹿改め咲哉は 少し息を整えると、ゆっくり窓の外を指差す 「?」 疑問に思い指差した方を見ると、お向かいの病棟だった 「…あそこ。あの、窓空いてる、空色のカーテンの部屋の娘」 「…会った事あるのか?」 「あるもないも、入院したての奴の病室にわざわざ来て、"早く退院できます様に"って歌いに来たよ」 「…へぇ、名前は?」 あんな綺麗な声で歌う娘に、会ってみたい そう素直に思った 「名前ェ!?…えーと確かぁ……………