「なんでここにいるって分かったの?」 「梓亜が俺のクラスに来て教えてくれたんだよ。」 「あぁ。なるほど。」 梓亜にもお礼言っとかなきゃね。 「本当に杏は強いな。」 「え?」 「まさか、グループの力をつかうとは思ってねぇからさ。」 「だってぇ・・怖かったもん・・。」 「杏・・・。」 翔に抱きしめられて、安心したせいか眠たくなってきた。 「じゃあ。家帰るか?」 「うん・・・。」 この時からもう記憶がない。 きっと翔くんの運転手の一ノ瀬さんが来てくれたに違いない。