ドタバタバタ…… バァン! 乱暴に扉を開け、志紀に近づく。 「志紀っ!」 「なっ……ま、またお前か!?」 「ねぇ志紀。 私さ、志紀が好きだよ」 そう。 私は志紀の手紙を見せただけで、好きだと言えてはいなかった。 志紀は目を見開き私を見る。 「だからさ……。 志紀がどんなものを抱えていても、私が全部受け止めるから…だから…」 「志紀のほんとの気持ち、教えて?」