鬼に愛された女



「なんだと?陰陽師?いかんいかん!そんな者を頭領の妻だと認められるか!」


怒りに顔を赤くして、次々に頭領の妻であることの取りやめを唱える


「おかしいと思っていたのだ。このただならぬ妖力の理由が、人であったときに陰陽師なら納得がいく」


「この者は我々を裏切る!我が種族を殺すつもりだ!」


「汚らわしい娘だ」


さっきまでとは大違いの態度をとる鬼神院に神威は殺意を込めて睨みつけ、低い声で言い放つ


「貴様ら、これ以上我が妻を愚弄するなら俺は容赦しない。今ここで貴様ら全員殺すこともできるぞ」


「か、神威様!おやめくださいまし!!」


必死に神威の着物の裾を引っ張るが、気にもとめずに睨みつける