鬼に愛された女



「では奥方様。始めます」


目をつむったと思えば、白雲は美月の額に自分の額をつけた


なんか……気持ち悪い


身体の中身をぐるぐるとかき回されているみたいで、気分が悪い


神威様助けて!


目が熱くなり、涙が出そうになった頃に、白雲の額が離れた


「失礼しました。もう終わりました」


「美月!」


どうやら終わったらしく、美月は安心すると突然視界がぼやけ、身体が倒れそうなところを神威が受け止めた


「だ、大丈夫……」


「無理するな」


強く抱き留める神威に、別の意味で視界がぼやける