鬼に愛された女



ゆっくりと踏み出し、神威の一歩後ろに座ると、鬼神院達を盗み見る。


どの鬼神院達も男で、かなり年をとっているようだ


ふと、あの威圧感が消え、おぉと言う声があがった


『これはなんともまぁ美しい女人なのでしょうか』


『本当に。純血の鬼ではないのにここまでとは!』


『純血の鬼、顔負けだな』


などと、様々な声が挙がった


上機嫌な鬼神院達に比べ、神威はどんどん不機嫌になっていった


だから見せたくなかったのだ……


顔を赤らめて戸惑う美月を見ながら神威はため息をつく