「姉様はいいな〜。美人だし、姫様だし」
縁側に足をだしてぶらぶらとさせる紅葉
「そんなっ!わたくしは全然美人ではありません。紅葉の方が美人ですよ?」
「そんなことないもん」
う〜ん、どうしたものでしょうか
「姉様、姫様ってどんな感じ?やっぱり楽しい?」
「楽しいだなんて……。それに、わたくしの家は陰陽師の家系ですから、姫として扱われたことは一度もありませんよ?」
「え?なら姉様陰陽師なの?」
「ま〜、一応」
なんか正面から聞かれると多少照れますね
「でも、なぜ陰陽師の姉様がここにいるの?」
……本当にこの子は痛いところをつきますね