鬼に愛された女



美月は自己紹介をするものの、どの鬼神院も冷ややかな目で神威を見た。


またあの左から二番目の鬼が口を開く


「頭領。まさか我々に奥方様のお姿を見せないつもりですか?」


神威はため息をつくと、振り向くことなく美月に確認をとる


「……美月、大丈夫か?」


「はい。大丈夫です」


美月の言葉を聞くと、奥で控えていた女房たちが御簾をあげた