鬼に愛された女



身を乗り出して辺りをうかがうと、四人の人の姿があった


神威より少し離れた場所で、一列に並んで座っていた


5つ席を用意されていたようだが、真ん中の座布団には誰も座っていなかった


「すみません頭領。老長は来ていないので、我々が判断させていただきます」


左から二番目の男が頭を一度下げて、そう言った

老長?鬼神院の中で、一番えらい方のことかしら?


真ん中の席も空いているし……


なんてことを考えていると、神威がちらりとこちらを見てきた