鬼に愛された女



「姫様。近江(おうみ)です」


「あ、入りなさい」


失礼しますっ。と、小さく言って入ってきたのは、美月の女房だ


名は近江。彼女は優しくて大人しい子だ。年はたしか自分と同じ18だという


「姫様、苺がたくさん収穫できたので、姫様にぜひ食べてほしくてお持ちしました」


「おいしそうな苺ですね。近江、ありがとう」


「いえ。では、失礼します」


たくさんの苺を美月の前に置くと、嬉しそうにほほえむ近江



近江って可愛いわね


なんて思いながら1つ苺を食べてみた