「あ、あの!」 「お前、馬鹿なのか?あんな奴らを1人で追い払えなくて頭領の妻が務まると思っているのか?」 あの女人達から逃げ、誰もいない高欄に連れてこられた 「……わたくしは、神威……様の妻にはなりません」 一応様をつけると、白銀髮の男はニヤニヤしながら見つめてきた 「神威様って呼んでいるのだな。随分と仲がよろしいようで」 「これは!さっきの女房達がそう呼べと……!」 「けど、俺には関係ないのだがな。じゃ、早く部屋に戻れよ」