「そう……なのかもしれませんが、わたくしは神威の妻になるつもりはありません」


自分の気持ちを正直に言うが、


『わたくしは、絶対にあんな鬼の妻にはなりません!!』


て、言いたいけれど、目の前の女人達が恐ろしくてそこまでは言えなかった


「な、なんて生意気なの!それに、あなたももう鬼なのだからあの方のことは神威様と言いなさい!」


一番怖い雰囲気を放つ女人が怒鳴りつけてきた


「あんたちょっと来なさい」


腕をすごい力で掴まれ、引っ張られた


「や、離して!」


腕を振るが、月子の周りにはつり目の女人達が囲むように立っているため、腕をはなしてもらっても、逃げ場がない


「やめ……」


「なにしてるんだ?お前ら」