鬼に愛された女



「赤子を連れてこい」


京助は立ち上がり、神威を見下ろす


思いも寄らなかった言葉に眉を寄せて神威は京助に尋ねる


「いいのか?」


「お前には負けた」


「悪いな。感謝する」


美月を抱いたまま、軽く頭を下げた


そして美月の顔を見ながら、神威は心で美月に話した


美月、勝手に決めてごめんな?


残りの時間は、二人で思う存分過ごそうな?