鬼に愛された女



神威は近江がいなくなったことを確認すると、京助に美月がどのような術を使ったのかを話した


京助は苦い顔をすると、神威にあることを伝えた

「……月子は、もって一年しか生きられないだろう」


「一年?」


「あぁ。お前が言っている術は、力のある者でもそうは使えない。己の命を代償にしてしか、使うことはできない。たいていのものは、死ぬ。だが月子の霊力は強い。だから、もって一年くらいだろう」


……一年


妖怪である神威にとってはあっという間だ


美月が一年でいなくなってしまう


いやだ


それだけは嫌だ