鬼に愛された女



「冗談ではありません」

きっぱりと言うと、美月は琥珀を抱き上げた


「な……んで?どうしてなんだ!?」


「神威様。あの術は、かなり恐ろしい術なのです。己の命を代償に支払わなくてはいけないのです。ですから白雲の力を封じるとき、自分の命を代償にしました」


「どうしてそんなことをしたんだ!?」


神威の瞳が揺らぎ、潤んできた


でも神威は、涙が出そうになるのを必死に抑える