鬼に愛された女



「見てもらいたい子ってこの女人か?」


「いえ彼女はわたくしの女房の近江です。見てもらいたい子は今女房が抱いている赤子のことです」


京助は身を乗り出して赤子の顔をのぞく


瞳は違うが、美月そっくりの赤子だった


「この赤子……は?」


「わたくしと神威様との子です。琥珀、といいます」


「月子の子……?」


まさか月子に子がいたとは……