鬼に愛された女



鋼の言葉に戸惑っていると、ものすごい音を立てて壁が壊れてしまった


「神威様!」


振り向くと、壁の残害に横たわる血まみれの神威に美月はすぐさま駆け寄る


「くっ。……みつ、き。逃げろ」


暗示にかけられたかのように何度も呟く神威


「神威様、しっかりしてくださいまし!」


すがるように神威に抱きついていると、壊れた壁をくぐって白雲が現れた

「これでわかっただろう?お前に相応しいのは俺だと」