鬼に愛された女



「姫様、お逃げください。ここはもう、危険です」


近江が美月の手を強く握り返す


必死に目で訴えてくる


「おう……」


名を言いかけたところで鋼が現れる


「近江、大丈夫か?」


息をいらした鋼がいた


美月専用の医師、凛と、女房3人を連れてきた