鬼に愛された女



「鋼、来るのが遅い」


「すみません。先にここに来たのですが、2人の戦う姿を見てら出て行く機会がなく……」


「ま、いいや。早く近江を手当てしてやれ。それから美月を」


「はい」


頭を下げて、鋼は美月に近寄る


「奥方様、失礼します」

近江を肩に担ぐように持ち直し、次に美月を脇に挟むように担ぐ


「何をなさるのですか!お離しくださいまし!」

美月が暴れるが、鋼の手はびくともしない