鬼に愛された女



白雲は赤く染まっている刀を振った


――血だ


しかも近江の


「白、近江から離れなさい」


神威におろしてもらい、白雲に言い放つ


だが、白雲は美月の言葉を無視して刀の先を近江の首に当てる


「離れてもいいけど、条件がある」


「条件?」


「美月が俺の女になること」


「そんなっ」


「そんなこと、俺がさせない」


美月の前に神威が立つ