鬼に愛された女



嫌です!近江を置いてはいけません


「姫様、琥珀様はどうなるのですか!このままここに残れば、琥珀様の命はありません」


「あっ……」


琥珀の命


わたくしと神威様との子

わたくしが守らなくては

「わかりましたか、姫様」


「……わかったわ。でも死なないでね。命令よ」

「はい。私は必ず姫様のもとに戻ります」


にっこりと微笑む近江