鬼に愛された女



頭領の出会いはあまり良くなかった


初めて会ったときなんて最悪だった


なんてことを思い出していると、きょとんとした目で美月が鋼の顔を覗いてきた


「鋼様?どうしたのですか?」


「……いえ。なんでもありません。奥方様、頭領との出会った日のことは内緒です」


「え〜!?気になります!」


「奥方様に話すには、なにより恥ずかしいですね」


「でも、今夜は気になって眠れませんわ」


美月は瞳を輝かせて、鋼を見つめる