鬼に愛された女



「本当か?」


「はい。本当です」


真顔だか、どこか真剣に語りかける医者の顔を見ると、ようやく神威はこの話を信じた


美月と俺の子?


ヤバい。すごくうれしい

「あ、あの。その話、本当ですか?」


控えめな声が下から聞こえてきた


「美月、目が覚めたのか?」


「神威様、今の話は本当なのですか?」


「あぁ。本当だ」


美月は、神威の力を借りて身体を起こした


「うれしい」


美月はこれといって驚きもせず、涙を浮かべてお腹に手をあてた


「……あれ?」


「どうした?」


「かなりお腹がでています」


美月のお腹が、蹴鞠くらいの大きさまで出ていた