鬼に愛された女



「別に俺は構わない」


「……あなたは南さんという妻がいるのでしょう?なぜそのようなことが言えるのですか!愛の無い結婚など、南さんがかわいそうです」


「可哀想?そんなのはどうでもいい。……美月、なぜ俺が南と結婚したかわかるか?」


切ない瞳で白雲は美月を見つめる


白雲の指がゆっくりと美月の頬を撫でる


撫でられる所が気持ち悪い


「この部屋と俺の部屋、遠いだろ?南はこの屋敷の大君。つまり、南と神威の部屋は近い。その南と結婚すれば、お前の近くにいることができる。それが理由だ」


「……そ、そんなことの為に?南さんに失礼です!!」