鬼に愛された女



「さっきそこで白雲と会って、求婚されたの!」

「それは本当か?」


「本当よ!失礼ね」


神威が険しい顔をすれば、美月が心配そうに、神威の頬に手をあてた


「どうなされたのですか?神威様」


「……なんでもないのだ。気にするな」


美月になんでもないと言ったものの、正直焦っていた


最初は南と話すだけでもと、お願いしたのに断られたほどだ


なのに、急に結婚だなんて


白雲がなにを考えているのか、神威にはわからない