鬼に愛された女



「なんか言ったか?えぇ?」


どう見ても不良


いや、鬼だな


「……何でもありません」


神威は顔に汗が浮き上がり、思いっきり目を背けた


あ、恐いんだ


引きつった笑みでそう感じた美月だった


「そう。ま、いいわ。私は今、とても機嫌が良いもの」


南はぐるりと振り向くと、幸せな表情を浮かべて美月に近づく


「聞いて美月。私、結婚するの!」


「え!?誰とですか?」


「知りたい?じつはね……白雲と」


「白!?……雲と?」


「なに?」


神威と美月は驚いた表情で互いに顔を見合わせた


特に神威は一番に驚いていた