鬼に愛された女



「南さん!どうしてこちらに?」


「なんか眠たくなっちゃってね〜」


のろのろと美月の元まで歩いてくると、後ろから抱きついてきた


「南さん、ご気分が優れませんか?」


「いや?なんか抱きついてみたかったから……。美月、こちらの方は?」

美玲に気づいた南は、美月に問い掛ける


「こちらは鬼堂美玲。わたくしのお友達です。美玲、こちらは百鬼南さん。神威様のお姉様です」

美月が紹介し終わると、南の顔が、パッと明るくなる


「美玲っていうの?可愛い〜!私のことは南ってよんでね」


「は、はぁ。どうぞ、よろしくお願いします」


丁寧に頭を下げると、おどおどしながら南を見つめた