鬼に愛された女



「絶対にそんなことはしない」


「……白雲」


「だってそうだろう?あんたの姉は偽りの愛で喜ぶのか?俺には別に好きな奴がいる。そいつを想っているのに、偽りの愛を囁けと?」


「だが、美月もう俺の妻だ。だからお前にはちゃんと幸せになってほしい」


美月はあげられない


けど、白雲には幸せになってほしい


神威のなかで、矛盾が生じる


白雲は多くの鬼たちからいじめられてきた


だからこそ神威は白雲の願いはなんでも叶えてきた


白雲を助けたのは神威だが、頭領の側近になるには、かなりの地位が必要とする


当時は、元人の子の鬼には与えられなかった


それを覆したのは神威


白雲が神威のそばで働きたいと言ってきたからだ