鬼に愛された女



「た、助かった。美月、大丈夫か?」


今では神威と美月の部屋に、二人は駆け込んだ


「わたくしは大丈夫です」


「そうか。よかった。……しかし意外だな。南が白雲のことを好きだなんて」


男が大嫌いなあいつがな

「多分間違いないと思います。神威様には厳しい態度で接しておられましたが、白にはやさしい口調で、どこか切ない瞳で見ていましたし」


「……そっか。でもややこしいことになるな」


「え?なぜです?」


「……」


もし南が白雲のことを好きでも、白雲は美月が好きだ


南は女は襲わないが、美月は自分がいたせいだと思って傷つくだろう


それだけは阻止しなくては